中国農村の飲用水44.36%は不合格

中国ビジネスマガジン NEWS CHINA BIZ  (2008/2/19)

(抜粋記事)

中国農村の飲用水44.36%は不合格 調査結果発表

中国衛生省の毛群安報道官は18日の記者会見で、 2006年8月から07年11月まで全国愛国衛生委員会と衛生省が合同で実施した同国農村飲用水と環境衛生状況に関する調査結果を発表し、 「全体から見ると改善があったが、 広範にわたる農村の健康状況改善と生活の質の向上に差し迫った需要に適応していない等の問題が依然として解決されていない」と認めた。

今回の飲用水調査では、中国31の省、自治区、 直轄市と新生産建設兵団に及ぶ657件6,590村の65,839世帯からとった6,948の水サンプルについて検査が行なわれた。

調査の結果によると、中国全国農村人口の74.87%を占める農民の生活飲用水は主に地下水を利用し、 その他は地表水を利用していることがわかった。また、集中式共同水道の普及率は55.10%で、他は水汲みで飲用水を確保していた。 今回の飲用水調査では、衛生安全基準を満たしていない飲料水の不合格率は44.36%だった。そのうち、 地表水と地下水の不合格率はそれぞれ40.44%、45.94%で、水道水の不合格率は47.73%だったという。

毛報道官は農村飲用水が汚染された原因について、「黴菌の指標を超えることが主な原因」とした上で、 「河川の汚染で地下水に悪影響をもたらす」と指摘した。

また、水汲みによる飲用水を利用する農村の過程では、水処理を行なえるのはわずか5.11%に過ぎなく、 農民の飲用水の安全性が深刻な問題として浮き彫りになっている。

毛報道官は、「今年、中央財政は3億3,600元の予算を組んで、農村部のトイレ改修や水質監視事業を支援する」と述べたが、 中国政府にとって3億人の農村人口が安全な飲用水を飲めるようになるまで環境汚染問題をいかに解決するかがさしあたっての課題となる。

 

投稿者 アクアス総研 : 2008年2月19日 14:16