僕たち水中『擬似家族』

水net(雑学)

 

 

イソギンチャクを住処にしている仲むつまじいクマノミ一家。ディズニー映画『ファインディング・ニモ』公開後、 一躍人気者になりましたね。皆さんも一度は写真やイラストを目にした事があるのではないでしょうか?

イソギンチャク付近に産んだ卵をかいがいしく世話する親クマノミの姿は微笑ましいものです。卵に新鮮な水を送ったり、 ゴミなど汚れを取り除いたりするのはお父さんクマノミの仕事です。お母さんクマノミは、外敵から卵を守ります。

お母さんの方が強い??

そう。クマノ ミファミリ ーは 一番からだの大きいものがメス、二番目に大きいものがオスです。この二匹がペアとなり、産卵します。 三番目以降はオスでもメスでもありません。そして、メスが死んでしまったりいなくなってしまったら、二番目に大きかったオスがメスに、 三番目に大きかったものがオスとなり、ペアになるそうです。クマノミ

それからもうひとつ。クマノミ一家は大変仲良さそうに見えますが、実はまったく血縁関係はありません。これは、 クマノミの住処であるイソギンチャクと関係があります。 イソギンチャクは刺胞と呼ばれる毒を持っています。 クマノミの体の粘膜にはこの刺胞に対する免疫がある為、イソギンチャクに住む事ができます。 しかし産まれたばかりの赤ちゃんクマノミにはまだ免疫がありません。そこで2週間程浮遊生活を送り、適当なイソギンチャクへ定着します。 産まれたイソギンチャクへ帰ってくる確立はほぼありません。

 というわけで、仲むつまじいクマノミ一家は赤の他人の集まりなのです。

投稿者 アクアス総研 : 2007年4月12日 12:37