災害時に必要な水

水net(生活)

 


 

兵庫県南部を中心に多くの命が奪われ、住宅約25万棟が全半壊した阪神・淡路大震災は、 2007年1月で発生から12年が経過しました。このことを契機に、政府での災害対策強化が進められているというのはもちろんのこと、 私たち個人の意識も大きく様変わりし、"災害への備え"が大切であることが私たち意識の中に浸透を深めています。

表1さて、右の表は当時の被害状況をまとめたものです。ご覧のとおり、 家屋倒壊を免れた家屋も含め、約130万戸もの家庭でライフラインである水道水が断絶されてしまったことが分かります。

 

アンケート

次に、「地震対策アンケート結果」をご覧ください。大規模な地震に対し、「ライフラインの寸断」、「飲料水の不足」 に半数以上の人たちが不安に感じているのに対し、実際に非常用持ち出し品の準備をしているのはわずか3割 にも達していません。このことは、不安感と対策 とのズレを表していると言えます。 またその結果、「地震への自宅での日頃 の備え」が 不足してい ると回答した方が7割近くにも上っているという点は、 アンケート結果から見る限 りでは、ある意味、納得のいく数値だと言えるのではないでしょうか。

一度起こってしまうと甚 大な被害をもたらす大地震。この地震を私た ちの手で防ぐことはできません。でも自分の身を守るため事前に"備える"ことはできます。


 

生きるための最小限水量

人間ひとりが生命を維持するためには、1日約3リットルの水を必要とします。また、阪神・淡路大震災クラスの地震が発生した場合、 都市部では公的な救助活動がスムーズに行われるまで3日程度必要であると言われています。つまり、援助活動が軌道に乗るまでは、 自力で水を確保しなければならないことを示しています。


[4人家族の場合]     
    4人×3㍑×3日分=36㍑が必要  ※ペットボトル(2㍑)18本分

 

Q.何日分の飲料水を確保していますすか?

驚いたことに、東海沖地震が心配される静岡県で行われたアンケート結果によると、目標とする3日分以上の水を備蓄している割合が31% 強もあります。しかしながら、3日分に満たない割合もまだまだ少なくありません。なお、この結果は、 近い将来巨大地震の発生が予想される静岡県下のものなので、他の地域ではどのような結果になるのでしょうか。ひとつの目安として、 エリアを特定しない場合では「非常用の持ち出し品の準備」をしているのは27%にしか達していないことが分かります。

地震が発生する確率 右イラストは、30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率を示したものですが、 一目で日本の人口・産業などの分布(太平洋ベルト地帯)と大きく重なり合うことが分かります。次に大地震が起こった場合、 どれだけの被害になってしまうのか、想像をつけることもできません。

いつ、どこで大地震が起こるかわからない地震大国日本。だからこそ、"いざ、その時のため"に備えておくことこそが、 安心に暮らしていくために必要なことなのではないでしょうか。

 

投稿者 アクアス総研 : 2007年4月 6日 12:33