家族の笑顔のため、家中にひろがる安心な水を
いち早く追及してきました。
バブル景気に沸く時代――ビルの建て替えラッシュが続き、それまで給水管の延命措置として使われてきた赤錆処理装置は、その役割を終えようとしていました。
その転換点に立っていたのが、アクアス総研の創業者・岸晃生でした。赤錆処理装置の普及に携わり、全国一の売上実績を残すほどにこの分野で尽力してきた岸が、静かに自問したのです。
「自分は、水の本質と向き合えていただろうか?」
水は、ただのインフラではない。飲む水も、浴びる水も、料理に使う水も――暮らしの水がすべて安心して使えることこそが、豊かな毎日をつくるのではないか。
セントラル浄水器の原点が、この時、芽吹き始めます。
当時の浄水器ブームは、主に「おいしい水」を求めるものでした。蛇口に後付けするコンパクトな装置が主流。一方で、岸はもっと根源的な課題に気づいていました。
「残留塩素による水道水のにおい、肌への刺激......飲むだけじゃなく、浴びる水も変えないと意味がない」
ならば、家中の水すべてを浄化する装置をつくろう。当時の常識ではありえなかったこの発想に、誰もが驚きました。
日本屈指の大手水処理装置メーカーから製作技術の手ほどきを受け、理想のかたちを追い求める日々が続きました。技術的な壁、資金的なリスク、未知への挑戦――すべてを背負ってなお、岸の情熱は揺らぎませんでした。
こうして、日本初となるセントラル浄水器が、アクアス総研から誕生したのです。
革新的なセントラル浄水器は、都市部の高感度なご家庭を中心に少しずつ普及しはじめます。そうした中、思いがけない壁にぶつかります。
「フィルター交換ってどうするの?」
「メンテナンスが面倒そう......」
モノを作って売ればおしまい、というこれまでの商習慣における価値観と、お客さまに求められる「安心」という新たな価値観との違いに直面したのです。
どれほど良い製品でも、安心して"使い続けられなければ"意味がない。そう考えた岸は、製品品質の責任をメーカー側が担保できる仕組みとして販売形式からレンタルへシフトチェンジすることを決意。その足掛かりとして水道工事店の構築に取り組みはじめます。
販売で得た学びと反省を胸に、セントラル浄水器メーカーである私たちがサービスを支える「レンタル」という新たな枠組みに飛び込みました。
ご利用されるお客さまも、現場で作業を行う工事店もが安心できなければならない。そんな思いで、実績をひとつ、そしてまた一つ積み重ね、小さなお声にも真摯に耳を傾けながら、より一層の信頼関係を築き上げてきました。セントラル浄水器の製品の魅力と、セントラル浄水器パイオニアメーカーとしての信頼を勝ち得てきたのです。
この実直な努力が実り、現在では定期メンテナンスや故障対応などを含めた"製造から管理までの一括体制"を確立してまいりました。今なお、お客さまの安心に繋がるべく進化し続けています。
「売りっぱなしにしない」。それは、アクアス総研の原点にして、いまも変わらぬ信念です。
2000年4月、ユニセフを通じた国際支援を開始。2009年には、ワールド・ビジョン・ジャパンへの寄付もスタートしました。水に携わる企業として、世界の子どもたちの命や暮らしを支える活動にも、小さな力を注いできました。未来の世代に、安心して水を手にできる世界を残したい――。そんな想いから、私たちは事業だけでなく、社会全体への責任にも目を向け続けています。
まだ「SDGs」という言葉すらなかった時代――その少し先を、私たちは静かに走っていたのかもしれません。
歩みを止めずに続けてきた日々は、少しずつ社会の注目を集めていきました。2001年には、東京商工リサーチから一冊の書籍が刊行されます。
書籍:『21世紀を生きる水 浄水器メンテナンス事業が実現した超持続型ビジネス』
その中で、アクアス総研のビジネスモデルと理念は、"持続可能な社会づくり"の視点から高く評価されました。同年、業務拡大にともない、本社を新たな拠点へと移転。社会からの信頼がかたちとなって現れ、次のステージへ進む土台が整いはじめていました。
アクアス5が目指したのは、ただの浄水ではありません。"暮らしの水すべて"に安心を届けるためには、素材と構造にも妥協できないのです。
たとえば、ろ材。かつては一般的だった銀添着活性炭は、肌への影響を考慮し使用を中止。抗菌剤不使用で、やさしく水を磨き上げる特殊加工ヤシ殻活性炭のみを使用しています。
そして、創業当初から国内で唯一、家庭用浄水器で活性炭を直接本体に充填するDirect Injection方式を採用。性能を最優先にしたこの構造は、ろ材の力を最大限に引き出す一方で、開発や運用の手間も少なくはありませんでした。それでも、「本当に信頼できる水」を届けたいという想いが、私たちをこの選択へと導いたのです。
そのろ材の再利用の可能性を伝えるために、私たちは2001年にアクアス農園を立ち上げました。さらに2021年には、農業の専門家の指導のもと、本格的な実験農場を作り挑戦を開始。使用済ろ材による野菜づくりを通じて、動画や会報誌などで情報を発信し、安全性や土壌改良効果をわかりやすく伝えてきました。
水道水を浄水することは、人にも地球にもやさしくあること。私たちの浄水は、そんな想いから生まれています。
無色透明な水の変化は、目に見えるものではありません。だからこそ、私たちは、"証明できる安心"にこだわってきました。
2015年には、JIS S3201(家庭用浄水器の試験方法)に基づき、公的機関での性能試験を実施。 その結果はすべて開示し、根拠ある安心を数字で届けています。
そして2016年、創業記念日である7月17日が、日本記念日協会により「セントラル浄水器の日」として正式に認定されました。この分野を切り拓いてきた証として、私たちの背中をそっと押してくれています。
この信念は、これまでもこれからも変わることはありません。
2024年10月、アクアス総研は新たな代表を迎えました。創業者・岸晃生の想いと理念を受け継ぎながら、時代の変化に柔軟に応え、さらなる進化を目指して歩み出しています。
私たちは、家中の水をまるごと浄水にして、安心した水のある暮らしを"当たり前"にしたいと願っています。
朝起きて、口にふくむ水のやさしさ。
シャワーを浴びた肌のなめらかさ。
洗濯物の肌触りや、食材を洗うときの安心――
そのすべてが、自然と「整っている」と感じられる日々。それが、アクアス総研が届けたい未来です。
「水を変えることで、暮らしが整う」
「その整いが、心と体をやさしく支えてくれる」
そんな感覚を、もっと多くの人に届けていきたい。
水の力で、もっと安心、もっと健やかな暮らしを。私たちは、これからも挑戦しつづけます。
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