水に関する”生活、環境、NEWS”などスタッフがテーマ別に紹介していきます。
水ネタ集一覧
メタンハイドレートを知っていますか?
メタンハイドレートは「メタン」と「ハイドレート」と言う2語を組み合わせた言葉です。
「ハイドレート」とは包接水和物(ほうせつすいわぶつ)のことで
水素結合による水分子のかご状構造の中に他の物質の分子が
入り込んだものです。
水・ガス・低温・高圧の四つの条件がそろうと生成され、
メタン気体分子を取り込んだものをメタンハイドレートといいます。
メタンハイドレートの見た目は氷のように見えますが、
このメタンハイドレートに火をつけるとパチパチ音をたて燃えます。
このため「燃える氷」とも呼ばれています。
メタンハイドレートは海底や凍土地帯などに存在することが確認されています。
日本近海の海底にもハイドレートは埋まっているといわれており、
そのガス量は、なんと、日本の天然ガス使用量の約100年分が
うまっているといわれています。
小さいように見える「メタンハイドレート」。
でもその中には、170倍もの「メタンガス」がふくまれているそうです。
メタンハイドレートは石油や天然ガスに代わる非常に魅力的な
次世代エネルギー資源だと期待されていますが、採掘、保存、利用、
メタンによる地球温暖化への影響(二酸化炭素の20倍もの温室効果が
あるとされている) など問題もあり、研究・開発が進められているそうです。
メタンハイドレートの実用化が進めば石油や天然ガスなどの
エネルギー資源のほとんどを輸入に頼っている日本にとっては、
魅力的なエネルギー資源になるでしょう。
メタンハイドレート実用化に向けて今後が楽しみです。
水道水が臭い!
2010年8月3日(水) 朝日新聞
(記事抜粋)
「水道水が臭い」
福島県いわき市で177件 ダムで藻大量発生!
いわき市水道局によると、水道水が「カビ臭い」との苦情が7月30日から2日夕、同局に計177件あった。最近の暑さにより、水源のダムの一部で大量発生した藻を処理しきれなかったのが理由。健康に影響はないという。
藻は同市山玉町の山玉浄水場(給水人口約7万5000人)の上流にある四時ダムで大量発生。通常の浄水処理では完全に除去できず、殺菌のため投入した塩素と残っていた藻が反応してカビのようなにおいが出たという。同局は「2日中にはほぼなくなるとみられるが、水道管の清掃などが必要になるかもしれない」としている。【和泉清充】
水の大切な働き
私たち人間の体は、新生児で約80%、成人では約60%の水分で占められていますが、
体内の水は体にとってとても大切な働きをしています。
主な働きとして、
・ 血液となり体のすみずみに酸素や栄養素を運ぶ
・ 老廃物を溶かし込み排出する
・ 生体反応を高める
・ 消化吸収を助ける
・ 体温を調整する
などが揚げられます。
例えば、汗をかくことは体温を一定に保つのに大変重要な役割をしています。
水は蒸発する時に熱を奪う性質を持っており、
汗をかいた時にこの働きが作用します。
つまり、暑い夏に汗をかいたり、
スポーツをして汗をかいたりしますが、
汗をかくことによって皮膚から汗が蒸発し熱を
放出する事で体温の上昇を防いでいるのです。
私たちの平熱は、平均36~37度ですが体温が2度でも上がると
体調を崩してしまい、時には死に至る危険性もあります。
このように体温の調節というのは生命を維持する上で
とても大切な機能です。
水分が不足するとそれができず体温が上がってしまいます。
では、体にとって1日にどれくらい水の量が必要なのでしょうか?
人間の体から1日に排出する水分の量は、約2.5リットルにもなり、
そのおおよその内訳は尿や便として1.5リットル、
汗や呼吸などで1リットルとなります。
逆に体に入るおおよその水分は食事が1リットル、
体内合成で0.3リットルの合計1.3リットル、残りの1.2リットルは飲料水から
摂取することになります。
摂取量と排出量のバランスが崩れると体調不良の原因にもなります。
健康を維持する上でも十分な水分補給を心がけるようにしましょう。
一気にたくさんの水を摂取するのではなく、1日数回に分けて摂取しましょうね。
水のリラックス効果
現代社会に生活する以上、皆さん多かれ少なかれストレスを溜めていると思いますが、どのように解消していますか? 趣味に没頭する、思いっきり笑う、ひたすら眠る・・・・等々解消法はそれぞれあると思いますが、身近な“水”にリラックス効果があるのです。
『飲む』
緊張したり、イライラした時、水をコップ1杯飲むことにより、
落ち着きを取り戻したことはありませんか?
人は、イライラすると体温が上昇し、汗をかき、水分不足になります。
またストレスを感じると血液中のナトリウムが増え、
血圧が高くなる方もいます。このような時、コップ1杯の水が、
水分不足を解消し、血液中のナトリウムの濃度を下げてくれます。
また水には鎮静作用のあるカルシウム、マグネシウムが含まれています。
ゆっくり飲むと効果的なようです。
『見る・聞く』
海へ行き波の音を聞いたり、川のせせらぎや
雨音、
公園の噴水を見ているだけで安らぎを感じたり、
気分転換できることはありませんか?
これは水音による涼しさや清潔感、爽快感などのイメージが
リラックス効果を生み出していると考えられます。
波や川のせせらぎ、水際に打ち寄せる水音には、
かすかに変化し人の耳には感じ取れないような独特の
“1/f ゆらぎ”があります。
この1/f ゆらぎは、不規則なリズムと規則正しいリズムが
調和した状態で、気分を落ち着かせる働きをすると言われています。
『浸かる』
がんばった1日の終わりにのんびりお風呂・・・。
至福の時間ではありませんか?
水中では浮力が働き、体重が約1/9になり、
体重を支えている関節や筋肉への負担が軽減されます。
また水圧により、血液やリンパの流れが良くなり、
むくみがとれ、肩こりが緩和されます。
38℃前後のぬるめのお湯にゆっくりつかると、
身体を休める副交感神経が優位に働き、
脳内のα波が増え心臓の鼓動や脈拍もゆっくりとなり、
リラックス効果を得られます。
お風呂上りには水分補給を忘れずに!
日常の手軽なリラックス方法として水の力を活用してみてはいかがでしょう?
ウォータージェット
切断の工法には色々ありますが、
その中でも水を使用してあらゆる素材の切断を行う事を
「ウォータージェット切断」
と言います。
みなさんも経験した事があると思いますが、
ホースの口を指で押しつぶすと水は勢いが強くなり、遠くに飛ぶようになります。
これが、ウォータージェット切断の原理となります。
水圧を高くし、水の出る穴(ノズル)を小さくする事で、
水が鋭利な刃物となります。
鉄やセラミックなどのとても硬い素材でも、
数千気圧に加圧した水を直径0.1~1mm程の小さな穴から噴射させる事で、
音速の2倍を超える流速となりあらゆるものを切断します。
また、切断面での摩擦や熱の発生が少ない為、
プラスッチクやゴムなど軟らかく、熱に弱いものも、
刃物より鋭利に切断が出来ます。
ウォータージェットは、モノの加工だけではなく、
流速やノズルを変える事で様々な事に利用されています。
手術の際に利用されているウォーターメスは、
血管や神経を切らずに患部のみを切りとる事が出来ます。
また非常に細かいノズルから噴射するようにすれば、
使用する水の量はきわめて少量で材料をぬらさずに済む為、
のり巻きやケーキなどの食品の切断にも用いられています。
今、ウォータージェットによる切断は、水のみを使用し切断するので、
環境を汚染する危険性が少ないので利用範囲が広がっているようです。
水筒の歴史
水は生活する上で必要不可欠なものです。そして、水を携帯するのに使うものとして『ペットボトル』や『水筒』があります。『水筒』といえば、遠足などの行楽を思い浮かべますが、最近では、学校や会社など場所を問わず持ち歩いている人が増えているようです。『マイボトル』、『水筒男子』という言葉がでるほど、老若男女問わず水筒などの利用が増えています。そこで『水筒』について調べてみました。
水筒のはじまり
水を入れて携帯する容器は、紀元前3000年頃に、中国やヨーロッパでは、動物の皮革を縫い合わせたものを使用していたそうです。
東アジアでは、主に竹が利用されていました。日本ではひょうたんも使
われましたが、竹筒なども使われ、『水筒』の原型になりました。
水筒は、昔「水筒(すいづつ)」、「ささえ」などと呼ばれていたそうです「すいとう」と読まれるようになったのは比較的新しいようです。
江戸時代には、行楽や芝居見物に行く際に漆塗りや家紋入りなどの見た目も重視した、『水筒』が使われるようになります。
そして、明治30年頃にアルミ製の『水筒』が登場します。
戦後さらに、プラスチック製、ステンレス製など登場し、その後魔法瓶などの保温、保冷効果を持つ『水筒』が普及します。
『水筒』からでてきたものは?
紀元前4000年前後から紀元前2000年頃の古いアラビア民話のお話です。

アラブの商人が、羊の胃袋を干してつくった皮の『水筒』にミルクを入れ、ラクダに揺られて砂漠の旅に出かけました。のどの渇きを癒そうと『水筒』を開けると、びっくりすることに、中からはミルクではなく、澄んだ水とやわらかい白い塊が出てきました。
おそるおそるその塊を口に入れてみると、すばらしい味がしたという話です。これは、諸説ありますが、水筒から誕生した「チーズ」のお話です。
普段何気なく使っているものも調べてみると面白いですね!
水時計
水時計とは、容器に水が流入・流出するようにして、
その水面の高さの変化で時を計る時計のことです。
東洋のものは「漏刻」ともいい、
西方のものは「クレプシンドラ」(水泥棒の意)ともいいます。
もっとも古い水時計は、穴を開けた器を水に浮かべ、
沈むまでの時間を単位時間として時間をはかるもので、
日の出から翌日の日の出までの器の沈む回数を調べ、
一定時間ごとに鐘を打って知らせたそうです。
その後、紀元前1500年頃のエジプトでは穴のあいた容器に水を入れ、
容器から水が流れ出てしまうまでの時間を単位とする方式の
水時計が作られたようです。
水時計は主に短い時間を計るものとして使われ、
古代ギリシャの法廷で裁判の検事の論告や弁護士の弁論の時間などを
計るために使われたようです。
では日本の水時計はと言うと、 今から約1300年前に
中大兄皇子(後の天智天皇)が日本で初めての水時計「漏刻」を作り
人々に鐘を打って時刻を知らせたとされています。
「漏刻」により、始めて人々に時を知らせた日が今の暦で言うと、
6月10日であり、その日を「時の記念日」として制定したようです。
水時計だけではなく、私たちが生活していく中には
昔の人の智慧が役立っていることが多々あります。
昔の人の智慧には、ほんとうに感心させられますね。
何の仲間でしょう?
実物は見たことがなくても、タツノオトシゴと言えば、
誰でもどんな姿形かを思い浮かべることができると思いますが、
一体何の仲間かご存知でしょうか?
漢字で書くと『竜の落とし子』ですが、
その学名は『Hippocampus(ヒポカンパス)』です。
この語源はギリシャ語のHippos(馬)
、Campos(海の怪物)から由来するそうです。
中国語では『海馬(かいま・かいば)』、英語では『Seahorse』と呼ばれ、
よく馬に連想されるようです。
江戸時代は虫として図鑑に載っていたそうですが、
実はヨウジウオ科タツノオトシゴ属の魚です。
魚ですので、胸びれと背びれを小刻みに震わせて泳ぎますが、
見た目からも想像できる通り、動きはとてもゆっくりです。
普段は、潮に流されないよう、長い尾を海藻や珊瑚に巻きつけ、
体を固定させています。
因みに大脳の側頭葉に海馬という記憶を司る領域がありますが、
この海馬は断面図がタツノオトシゴに似ているからつけられたそうです。
タツノオトシゴはオスが出産をします。
と言っても卵を産むのはメスなのですが。
オスの腹部には育児嚢と呼ばれる袋があり、
その中へメスが輸卵管を差し込み産卵します。
オスは育児嚢の中で受け取った卵を保護し、
やがて孵化した稚魚が、小さいながら親と同じ姿で出てきます。
この時のオスの姿がまるで出産しているかの様に見えるのです。
また、タツノオトシゴを乾燥させ、滋養強壮の漢方薬や、
安産のお守りとして用いられることもあります。
しかし、サンゴ礁の減少や環境汚染、また、主にアジアにおける乱獲により、
一部のタツノオトシゴは絶滅の危機に瀕している事も事実です。
現在、絶滅の危機に瀕している動植物は、タツノオトシゴだけでなく、
地球上に数多く存在します。生態系のバランスが崩れると、
やがて、私たち人間も生きて行けなくなってしまいます。
余談ですが、タツノオトシゴの近種には、
タツノイトコやタツノハトコという名前の魚がいます。
おもしろいですね~
水道の歴史
水道の歴史
(水道の始まり)
昔から人間は、飲み水が容易に手に入る川や湖などの近くで生活を営んで来ました。
そして、そこに多くの人々が集まり都市がつくられるようになり、
さらに大量の水が必要となりました。
そこで都市から離れた湖や川の上流から、
トンネルなどの水路をつくって都市まで水を
引いてくるようにしたのが、
水道の始まりです。
最初の水道は、紀元前2500年ごろのインダス文明の
都市モヘンジョ・ダロと言われています。
ここでは、インダス川の水を集落の近くまで引いていました。
本格的な水道としては、ローマ帝国時代(紀元前312年)に湧水を水源とし、
石積みのアーチ型で有名なアピア水道が建設され、
屋内配管によって家庭に水を供給していたようです。
この水道は、その後数百年の間に規模が拡大し、
総延長約600kmまで達したといわれています。
(日本の水道)
日本では、徳川家康が神田川から江戸城に引いた小石川水道が最初です。
その後江戸の発展とともに玉川上水など多くの水道がつくられてきました。
これらの水道はどれも水源からの傾斜を利用した配水路でした。
現在のように、ろ過した水を消毒した後、
ポンプで送水する近代水道が日本で最初につくられたのは、
明治20年の横浜で、英国人技術者のパーマー氏の指導によりつくられたそうです。
そして現在、全国平均の水道普及率は、約98%に達しました。
今、私たちが安心して水を使用できるようになったのは、
古代の人達の知恵と長い歴史があったからなのですね。
活性炭錠剤で汚染水を浄化!
2010年1月6日(水) 読売新聞
(記事抜粋)
農環研などの研究チーム開発
色の付いた水も1日程度で完全に無色にするほどの浄化能力がある 水に含まれる汚染物質を効果的に取り除くことができる活性炭の錠剤を、農業環境技術研究所(つくば市)などの研究チームが開発した。極めて細かい活性炭の粒子を固めることで扱いやすくしたもので、排水浄化だけでなく、災害時の飲料水製造や、発展途上国での安全な水の確保などに活用できると期待される。家庭用から工業用まで幅広く使われている活性炭の中でも、一粒の直径が1000分の数ミリ~数十ミリ程度の微粒子活性炭は、有害物質を強力に吸着することが知られているが、水に入れると表面に浮かんでしまうので、河川や井戸水を直接浄化することが難しかった。さらに、粉じんが舞いやすく人体に影響を及ぼす可能性があるため、取り扱いも困難だった。
研究チームは微粒子活性炭を、食物繊維の仲間のセルロースで固めて錠剤にすることに成功。錠剤は水に沈む比重にしてあり、汚染水に投入すると沈みながらバラバラになり、水を浄化する。色の付いた水も、24時間たつと無色透明になるほどの浄化能力があり、吸着した有害物質が再び水中に溶け出すこともないという。
同研究所のウン・ヒースー主任研究員は「有機農薬などを強力に吸着するため、農業排水を手軽に浄化する手段になる。また、災害時に上水道が使えない場合、河川の水を飲めるようにするような使用法も考えられる」と話している。







