水に関する”生活、環境、NEWS”などスタッフがテーマ別に紹介していきます。

水ネタ集一覧

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甌穴(おうけつ)

甌穴とは河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴の事で、
「ポットホール(pot hole)」、または「かめ穴」ともいわれています。

河底や河岸の表面が硬い場合、表面に割れ目などの弱い部分があると、
そこが水流による浸蝕のためにくぼみとなります。

このくぼみの中に小石が入ると渦流によってその小石が回転し、
丸みを帯びた円形の穴に拡大します。

その後、川底が侵食の影響で下がり、甌穴のできた場所は水面より高くなります。
その結果、甌穴が地表に見られるようになります。

穴の直径、深さとも数センチのものから数メートルのものまでその姿はさまざまであり、
なかには穴の底に磨耗した小石が残っているものもあります。

ここ群馬では、温泉で知られる四万(中之条町)の四万川に、
大小あわせると8個の甌穴があり、群馬県の指定天然記念物となっています。

甌穴は、数万年もの長い月日をかけて、自然が作り出した大彫刻と言って過言ではないでしょう。

群馬にお越しの際は、ぜひ見学してみてください。 

備えあって憂いなし!家庭でも万全に

記憶もまだ浅い昨年の3・11東日本大震災の発生直後に
首都圏の駅が多くの帰宅困難者であふれたことから、
今後の首都直下地震への備えを強化するため、東京地下鉄(東京メトロ)は、
災害時の帰宅困難者向けに計10万人分に上る飲料水や毛布を、
自社で管理する全170駅のほぼすべてに配備をしたという。

災害時には改札前までの駅スペースを開放して帰宅困難者を受け入れる。

東京メトロは今後、ほぼ全駅に救急用品も用意し、
駅スペースの開放については、今回の東日本大震災時の駅ごとの判断、対応となった点を改善し、
全駅が統一的に対応できるように駅対応マニュアルを策定。

また、運転を見合わせた後、円滑に再開できるための対策も強化。
災害時は一般電話がつながりにくくなるため、
専用回線で運転再開のタイミングを合わせるなどの連携を図り、
接続する駅で乗客があふれるなどの混乱を避けるという。

今回の大地震の経験と反省にならい
次回の災害に備えるあらゆるプランが各所でスタートしているよう。


ところであなたの大切な家族を守る備えは出来ていますか?

たとえば震災後、水道管が破損、復旧まで3日かかるとする。
家族4人が3日間生き延びるための飲み水は最低でも1人、1日1リットルとして
12リットルの水が必要だという。

自宅でもいざという時のために日頃から備えることが出来ると安心ですね。
 

水の溶解力

水にはいろいろな物質を溶かす力(溶解力)があります。

食塩水や砂糖水は見た目、無色透明になりますが、
食塩や砂糖が水の中に溶けています。

水は、食塩のようにイオン結合で結びついている物質をよく溶かします。
食塩を化学記号で書くとNaClです。
これは、Naイオン(Na+)とClイオン(Cl-)が結合したものです。

食塩を水に溶かすと水分子の電気的な力が働き、
Naイオン(Na+)は水分子のマイナスの電気を帯びた酸素原子と
Clイオン(Cl-)はプラスの電気を帯びた水分子の水素原子に集まり、
食塩のイオン結合が切れます。これを水和イオンといい、
このように食塩は水に溶けていきます。

水の溶解力また、砂糖の場合、砂糖の分子が水の分子と結びつきやすい部分(親水基という)を持っており、そこに水分子の水素結合の力が働き、水分子とくっつく形で溶けていきます。

私たちの周りには気づかないうちたくさんの水の溶解力を目の当たりにしています。
雨は、大気中の酸素や二酸化炭素、硫黄化合物、窒素化合物といった物質を溶かし込んでいます。
魚は水に溶けた酸素を吸っています。
植物は栄養分を水に溶かし運んでいます。 
血液の成分のうち90%が水でできています。
摂取した栄養や成分を全身に運んだり老廃物を排出したりできるのも、
水にものを溶かす力があるからです。

水は本当に不思議ですね。 

水と氷にこだわると水割りがおいしくなる

おいしい水は飲み水としてはもちろん、お料理の味もおいしくしますね。
コレってお酒を飲むときにもすごく影響するものなのです。

まずおいしい水割りの基本は、
「ウイスキー1に対して水2.5」だとされています。

水は、ウイスキーの味や香りを損なわない軟水が良いとされています。
日本の水道水は基本的に軟水ですので、水道水の湯ざましを
冷蔵庫で冷やしたものでもよいのですが、浄水器などで水道水から
残留塩素やトリハロメタン、カビ臭などを取り除いたお水なら、
さらに美味しく理想的と言えるでしょう。

市販のミネラルウォーターを使うのなら
硬度の極めて低いものがおススメです。

おいしいと感じる水割りの温度は0~12℃くらい。
なのでもちろん氷を入れるのですが、氷は水道水の氷ではなく
市販のロックアイスが無難でしょう。

せっかくお水にこだわったのに水道水の氷では台無しです。
浄水器のお水から作った氷なら水も氷もわざわざ買う必要もなく
一石二鳥ですね。

氷をグラスに入れ、ウイスキーを注ぎ、
水を足さずにマドラーで10回以上かき混ぜます。
その後、融けた分の氷を足し、水を注いで軽く3回程度混ぜて
出来上がりです。 

「水道水臭い」苦情相次ぐ

朝日新聞 2011年12月5日

(記事抜粋)

◇台風でダム放水→藻が影響

市「健康に問題なし」 松山市中心部

 松山市中心部で秋以降、「水道水が臭い」 という苦情が相次いでいる。管理する市公営企業局によると、健康には影響のないことを確認しているという。9月の台風がきっかけで、藻類から発生する化学物質が原因とみている。

 苦情があったのは、市之井手(いちのいで)浄水場(同市溝辺町)が配水する地域。浄水場に近い湯山から、市役所のある番町、松前町に近い余土地区など市の中心部およそ17万7千世帯に供給している。

 最初に異変があったのは、台風12号が高知県に上陸した9月3日の午前2時。警戒態勢にある浄水場の処理中の水から「土臭さ」 を感知。すぐに臭いを少なくする活性炭を投入したが、9日の朝までに計36件の水道利用者からの問い合わせや苦情があった。

 9月20日の台風15号の時にも「土臭さ」 が出現。同じように「水道水が臭い」 との電話が22件に上った。

 公営企業局が原因と考えたのは、浄水場の取水堰から2・5キロ上流にある石手川ダムの放水だ。川に土が入ると、その臭いが残りやすい。当初は、大量の放水で、土砂を含んだ濁流が「臭いの元」 とみた。

 国土交通省石手川ダム管理支所によると、台風12号の時の9月3日、ダムの放流が最大で毎秒170・97トン、1973年のダム完成以来、最大の放流量になったという。9月20日の台風15号の時も最大で毎秒67・63トンの放流をした。

 このため公営企業局では、ダムの放水量が毎秒50トンを超えた段階で、市之井手浄水場の人員を増やして対応することにした。

 ところが、11月18~19日に雨が降った際には、最大でも毎秒10トン程度の放流量だったにもかかわらず、おおよそ6日間にわたり、計87件の問い合わせが出た。

 公営企業局では、取水堰を調査。その結果、臭いを発する物質「ジェオスミン」を確認した。保存してあった台風15号の時の水からも、ジェオスミンを検出。ジェオスミンは、藻類から発生する化学物質で、人によっては「土臭い」と感じる、かび臭を生むという。

 石手川ダムは、普段はダム湖をバイパスして水力発電所を経由して流れる水が多く、同局では「ダム湖からの放水で、そこで繁殖している藻類の影響が水に出た」 と見ている。公営企業局では11月19日から毎日、取水堰でジェオスミン量測定を始め、「いち早く対応できる体制を整えた」 としている。

森林は「自然のダム」

森林は大量の水を保ち水源になるので「自然のダム」とも言われています。

森林は自然のダム土の中にいる虫や微生物が、落ち葉などの養分を求めて動きまわります。そして土に隙間ができます。また、木の根が伸びることで同じように土に隙間が生じます。
このようにできた隙間に、雨や雪解け水がしみ込み、多くの水が貯えられます。

特にブナは柔軟で豪雪に耐え、土の落葉層にも大量の水が貯えられていることから「天然の水がめ」とも呼ばれています。

森が荒れると保水力も落ち雨は一挙に流れ出します。
土石流の鉄砲水が襲い大洪水になってしまい貯水も治水も困難になります。
森が水を貯えることで洪水や土砂崩れを防ぎ、様々な役割を果たしているのです。
こうした水の役割を水源涵養(かんよう)機能や土壌保持機能と言います。

しかし今、世界では森林がもの凄いスピードで減少しており、
1秒間にテニスコート20面分の森が失われているとも言われています。森林は自然のダム

私たちは水道の蛇口をひねれば水が出てくるとても恵まれた生活をしています。
この恵まれた生活も森林のこうした役割のおかげです。

大切な森林「自然のダム」を守って行く為には、私たち自身も資源を大切にする気持ちを持ち、何かできることはあるのではないか?と思います。

雨水を有効利用しよう!!

日本は気候的に雨に恵まれている。
それは年間平均1800ミリ(世界の平均降水量の2倍ほど)の雨が降ることからも明らか。
この雨水を有効利用しない手はない。

最近、話題になったものでは、東京スカイツリーの貯水タンクがある。

こちらの貯水槽、全部で計四つ。合わせて約7000トンの容量がある。
このうち一つの貯水槽の内部の大きさは、
幅8メートル、奥行き16メートル、高さ16メートルで、1900トンの容量。

ツリーの事業主体・東武鉄道は、大規模災害が発生した場合、
この水を生活用水として地元の墨田区に提供する方針。
7000トンは23万人が1日に使う量にあたるという。

また、火災時には消防用水としても利用出来るとしている。
東京など大都市では、大雨などによる浸水の恐怖も強い事から、
公衆電話BOXの屋根や地下鉄入口の屋根などにも
積極的にこの雨水集水システムが取り入れられ、これらは植木への散水、
水洗トイレの洗浄水などに有効利用されている。
有名な話では新国技館のトイレや冷却水の8割を雨水利用によってまかなっているという。

日本の建築物は樋があるため雨水を容易に集水することが出来、
貯水用のタンクを設置すればよく容易であることも後押しとなっている。
防火用水、非常時の飲料水にも取って変われる事は心強い。
植木の水やりのための貯水などは各家庭でもすぐ採り入れられるのでは! 

命懸けの食事

ガラパゴス諸島に生息するウミイグアナ。
爬虫類ですが、泳ぎが得意です。

 ウミイグアナ

ガラパゴス諸島には、リクイグアナとウミイグアナがいます。

元々は陸上の生き物だったイグアナはサボテンを食べていました。
しかしサボテンもただ食べられ続けるわけにはいきません。
だんだんイグアナが登れない高いところに葉や実をつけるようになりました。
イグアナは木の下でじっと実が落ちてくるのを待つしかありません。
 

エサのなくなったイグアナは海へ潜り海藻を食べるようになりました。
ウミイグアナの誕生です。

ウミイグアナの尻尾は泳ぎやすいよう平たく、
その爪は流れの速い海流の中でもしっかりと岩につかまれるよう鋭く変化しました。

しかし、ガラパゴス諸島付近は寒流が流れているので海水温が非常に低く、
変温動物であるウミイグアナはそのままでは潜ることはできません。

食事前に十分な日光浴をし、体温を上昇させてから海へ向かいます。
ですが、潜っている間もどんどん身体は冷えていきます。
動けなくなる前に食事を終わらせなければいけません。
また食後も冷えきった身体では消化活動もできないので、
再び陸上で日光浴をします。

まさに命懸けの食事です。
 

そんなウミイグアナに危機が訪れました。

エルニーニョ現象の影響もあり、エサである海藻が激減してしまいました。
エサをなくしたウミイグアナの半数が死滅したと言われています。

しかし、その後謎のイグアナが現れました。

ハイブリッドイグアナ

鋭い爪を持ちリクイグアナを尻目に木登りをしサボテンを食べ、
かつ、海へ潜り海藻を食べることもできるイグアナです。

これはハイブリッドイグアナと呼ばれ、陸上へエサを求めたウミイグアナの雄と
リクイグアナの雌の交配により生まれました。

これは生き残るため環境へ適合した結果なのでしょうか?
それともただの交雑なのでしょうか?

現在のところハイブリッドイグアナに生殖機能があるか否かは不明だそうです。
 

小水力発電開始へ 

再生可能(自然)エネルギーの電気を固定価格で全量買い取る
「再生可能エネルギー特別措置法」が来年7月に施行される事を見込み、
二酸化炭素の排出抑制などに取り組んでいる奈良県生駒市は、
山崎浄水場(山崎町)で小水力発電を始める。

山崎浄水場では、井戸からくみ上げて処理した水と
県営水道から購入した水を混ぜて各家庭に送水している。

もともと県営水道水は、浄水場より74メートル高い平群調整池(平群町)から
毎時約650トンが送られ、浄水場では減圧弁を使い水圧を下げて受けていた。
この減圧弁の代替えに水車を用いて減圧しつつ、発電機を回して発電をする
という仕組のよう。

計画では、安定的に回すため、受け入れる水のうち毎時385トンを活用。
発電出力は31.6キロワット、年間発電量はおよそ28万キロワット時を見込み、
平均的な世帯の48軒分を賄う量に相当する。
来年度から着工、2013年4月からの発電を目指す。

小さな水流を利用した小水力発電は1千キロワット以下の施設で全国に約470カ所。
県内では県水道管理センター(大和郡山市)や県桜井浄水場(桜井市)にもあるが、
市町村の浄水場では初めての試み。

設計や施設整備費は1億3980万円。試算では、買い取りを
1キロワット時あたり20円とすると、国からの補助や保守点検費などを考えても
稼働22年で620万円の黒字になると見込んだ。

(参照記事)
朝日.COM 2011/10/03
http://www.asahi.com/eco/news/OSK201110120157.html
 

水車

お蕎麦屋さんや旅館等で目にした事のある水車。水車
しかし、昔ながらの本来の役割を果たしている水車を、
現在ではほとんど目にすることはありません。
今回はそんな水車について調べてみました。


●水車とは
 水車は、川などの水の流れを利用して車を回転させエネルギー
 を発生させる一種の原動機。
 電動機や蒸気機関が普及するまでは、揚水・脱穀・製粉・製糸など広く使用されていました。

●水車の歴史
 水車は、古代メソポタミア時代に発明されたと考えられ、
 農地灌漑のために使用されていたとの記録が残っています。

 しかし奴隷労働の豊富な古代ローマ社会においては、 
 滅多に使われない機械としており、あまり普及はしなかったようです。

 水車日本では「日本書紀」において推古18年(610年)に
 高句麗(こうくり)から来た僧曇徴(どんちょう)が、
 碾磑(てんがい)という水車で動く臼を造ったといわれ、
 平安時代の天長6年(829年)良峯安世が諸国に
 灌漑用水車を作らせたとあります。

 また、鎌倉時代の「徒然草」には
 宇治川沿の住民が水車を造る話があり
 室町時代には朝鮮使節が日本の水車を見て
 技術を持ち帰ろうとしたとの記録があります。

 動力水車の使用は江戸時代になってからといわれ、
 白米を食する習慣の広がりとともに、精米・穀物製粉のために使用されていたようです。


水という自然のエネルギーを利用し、環境にやさしい水車。
こうした現在、私たちも見直さなくてはいけないなと考えさせられました。